[ 2016.07.17 : note]

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and Rにて。。。


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7月20日(水)からand R で 個展を開催いたします。
いつもお世話になっているギャラリー林檎の木の姉妹店です。

キッチンカウンターがカフェスペースにもなっていて、落ち着いた色味に古い什器がある大人っぽい空間です。

夏開催の個展も初めてなので、涼しげな感じにと思いながらも、あんまり涼しげでもないような、いやいやそうでもないような。。。
50度を超える部屋で窯焚きを終えると、猛暑の屋外も涼しく感じます。

窯焚きが年々辛くなっていたり、今まで仕事中はずっとJ−WAVEだったのが、TBSラジオの割合が増えていたり、ふと老いを感じます。

修業時代から20年間ずっと毎日J−WAVEだったのに、最近若いリスナー向けの番組が増えているのか、どうも聴きづらくなっていることに気づき、あまり足を踏み入れてなかったAMにあわせてみると意外にしっくりー。マムシさんにもしっくりー。

最近のお気に入りベスト3は、TBSの「ジェーン.スーの相談は踊る」と木曜日の「玉結び」(とくにピエール瀧さんの日)。とJ−WAVEの「traveling without moving」。
めっちゃ聴きたいから音の出る作業は後にします。

一人の仕事だとラジオが同僚のようで、好きな番組が終わると、同僚が退職するような寂しさがあり。
先のジェーン.スーも土曜夜7時の二時間番組が昼間のワンコーナーに引っ越しして、
仲いい同僚が他の部署に配属され、ちょっと会う機会が減ってしまって寂しいみたいな。
でも、退職じゃなくてよかった。。。



ところで、窯焚き、詰めるものによって焚き方が変わるので、一緒に入れられないものがあります。

今回、and Rの個展は期間が長いため、窯焚きも納品も2回に分けます。

初日には林檎ちゃんを含む作品が並ぶ予定で、2度目の納品は、色のものを中心に、大きめのお皿などいろいろ。
(日にちはまだ未定ですが、23日の予定)
黒絵はそれぞれ2回に分けます。

お目当てのものにあわせてお越しいただくのがいいと思いますが、いろいろなものが並ぶ2度目の納品後が私個人としてはおすすめです。




こちらは初日から並ぶものたち

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少し大きめの花器もあります

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ぜひぜひ お越しくださいませ。

初日19:00からオープニングパーティーがあります。
どなたでも参加できますので、お気軽にいらしてくださいね。




お知らせとお願い

林檎の鉢を楽しみにして下さっているお客さまからの問い合わせが多く、初日10:00から整理券を配ることになりました。
詳細は and RのHPで確認して下さい。

多くの方に行き渡るように林檎鉢の個数制限をさせていただきますが、今回ご購入できなくても、まだまだこれからも作っていきますので、ゆったりとした気持ちでいらしていただけると幸いです。

初日は、B2Fの林檎の木でカフェをやっています。
暑い中ですので、ご無理なさらず、お茶しながらゆっくりお待ちいただくのがいいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。



ただいま、2回目の納品分の窯焚きをしています。朝まで焚いて、明日昼から納品のため、50度を超える工房での梱包です。
痩せるかもしれない。
初日には並ばないものもけっこうありますので、23日以降も楽しみにしていてくださいね。








[ 2016.05.12 : note]

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シャツを洗おう

唐突ですが、白シャツの汚れや黄ばみが気になってました。

朗報です。

今までは食べこぼしでも泥汚れでも、一度下洗いをしてからその後漂白剤をつけて洗濯してました。
よかれと思ってた下洗いが、実は逆効果で、水につけることで繊維に汚れが入り込み、洗濯後も入り込んだままなので、汚れが残ってしまうらしい。
(テレビでライオンの洗濯アドバイザーより)
だから、まず乾いた衣類にそのまま漂白剤をつけて、洗濯機に入れて洗うと、汚れは落ちる。
白シャツの黄ばみも乾いた状態に漂白剤をつけて、熱湯に洗剤を入れて煮ると蛋白質の汚れは落ちると。





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煮ること20分












干す


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びっくりするぐらい白い。



きれいになった洗濯物が風になびくのを見るのはほんとうに気持ちいい。
畳に寝転がってずっと見ていたい気になりますが、そうも言ってられない。



白シャツだけじゃなく、ホーロー鍋も買ったときみたいにきれいになりました。

このホーロー鍋は、うつわの貫入にどんぐりやお茶で渋染めするときに使っていたためかなり汚れていました。

汚れたものは白く、白いものは汚したくなるのかなあ。

布と陶器
素材は違っても同じように煮込むという方法なのもおもしろい。




もうすぐにわのわです。私は、3年ぶりの参加です。よろしくお願いします。

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うつわの写真をのせたいのですが、まだ窯焚きは先なのでのせられず、焼き上がると今度はすぐに値付けして梱包なので、なかなか写真を撮る間もないんですが、紹介したいと思ってます。

小さなもの、屋外の展示に映えるようなものもあります。


にわのわ どうぞ楽しみにしていてくださいね。







[ 2016.01.10 : note]

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あけましておめでとうございます。


お正月からすっかり日常に戻りましたが、体重は未だ戻らず。

今年の抱負のなか、カジュアルなものに
「バルミューダのトースターを使ってみたい」があります。

買いたい、ではなく体験してみたい。購入検討はそれから。


ラジオでバルミューダの社長が、「トースターをつくるんじゃなく、毎日世界一おいしいトーストを食べられる暮らしを提供する、その手段がトースターだった」と。
スタートの発想ごと違うことに目から鱗がぼとぼと落ちました。
でも、わたしもそういう気持ちでうつわをつくってることに、改めていい仕事だと思います。


ところでうちのトースター、数年ぐらい使ってますが、昨年、新たに美味しく焼く方法を発見しました。


うちの、300Wと1200Wの2段階の温度設定がありますが、300Wじゃあたたまるだけで、焼き色がつかないので、これまでは何のための300Wだと不思議に思い、完全に封印、1200Wしか使っていませんでした。

しかし、フランスパンや菓子パンは最初300Wで7−9分全体をあたため、最後に1200Wに切り替えて表面に焼き色をつけるために1−2分焼く、という2段階の焼成方法。
(焼く前に表面に水をつけるとカリッとする)

それで焼いたパンのおいしかったこと。

300ワットーーー これか、これなのか。

このパンとおいしいコーヒーがあればそれだけで、朝はかんぺき。


でも、やっぱり気になるバルミューダ。それ以上なのか。
バルミューダは、何Wで焼くのがおいしいのかというデータを徹底的にとり、それを自動制御で焼き、
しかもパンによって、バケットコースとか、クロワッサンコースもあるとか。
私の一番好きなクロワッサンを最高の焼きぐあいで、、、ああ食べてみたい。


バルミューダ体験された方、ぜひ感想聞かせて下さーい。







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今朝はおにぎらず。(スパム、卵焼き)と、ブロッコリーのポタージュ。ひじき煮。





[ 2015.08.21 : note]

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残暑お見舞い申し上げます。

まだまだ毎日暑いですが、夕方になると少し風も涼しく、秋が近づいているんだなあと感じます。


とはいっても、夏はなかなか作業がはかどらず、甲子園見たり、漫画読んだり、昼寝したり、ついダメなほうにいってしまいます。



今年の2月に林檎の木のワークショップで味噌を仕込み、そろそろ天地替えをしたほうがいいんだっけと味噌壷を見ると液だれが。。。。。。見なかったことにして、数日やりすごしましたが、

やっぱり開けなきゃ、カビがはえてたらちゃんととってあげなきゃ、と思い、
覚悟を決めて一思いに蓋を開けてみると、


すごくキレイ!!

琥珀色の、まだ何のケガレもない(と感じられる)ピッチピチのお味噌が、いい香りを放ち、ぷりっと入っていました。
ほとんどカビもなく、お味噌の上に酒粕でフタしてたので、それも一緒に混ぜ、再び蓋をして、秋の再開を楽しみにもとの場所へ。

こんなにきれいに出来上がることに感動です。
菌ってすごい!
ぬか漬けもしてるから、菌が増えやすい家になってるのかな。
「もやしもん」みたいに菌が見えたらなあ。。。





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味噌壷は、実家で飼っていた犬、一平の骨壺。(享年14歳 雑種 オス 平成18年没 )

お骨は四十九日に実家の庭に埋めて、残った骨壺を処分するのも忍びないなあと思っていたところ、味噌壷への再利用を思いつき、私はいい第二の人生と思っているんだけど、まわりには不評。味噌教室ではけっこう引かれました。


味噌をまぜた手から、いい香りがして、おいしいお味噌汁が飲みたくなります。






[ 2014.12.02 : note]

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あたらしい


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うちの前に、すごく大きなクスノキがありました。
大人ふたりが手を伸ばしてやっと届くぐらいに幹が太く、絵本にでてくるような立派な木で、ひそかにバオバブと呼んでいました。
大きくのびた枝からたくさんの葉っぱが落ち、まわりから苦情があったようで、ここ2、3年、短く枝葉を刈り込むようになり、床屋帰りの髪型みたいになっていました。(上の写真。前はもっと雄大な姿でした。)

家の中からもよく見えるので、その厳かな姿にはげまされたり、夜、人がいないのを確認してハグしたり、バオバブと共に過ごしていました。

それが先月、道路の拡張工事のため、切られてしまいました。

その前に、なんとかならないもんかと、ここがだめならせめてほかの場所に移植してもらえないかと、市役所の土木課にお願いしてみましたが、やっぱり無理でした。
なにもできないならとにかく最期を見送ろうと思い、伐採の日、御神酒を供え、私も一緒にのみながら、一部始終見ていました。こんな大きな木が伐採されるのを見たのも初めてで、すごい迫力でした。
悲しいとか、寂しいとか、それだけじゃなく、生命を感じてか、大きな家畜を屠畜するのにも少し似ていたり、男たちが集団で狩りをしていた太古の記憶がよみがえりそうになったり、いろんな感情が混ざっていました。

バオバブがなくなっても、あたり一体はしばらくクスノキの香りに満ちていました。

夜、空には変わらず月がでていて、変わらないものがあるっていいなあと思いました。






つくるものは少しずつ変わっていきたいです。

成長はゆっくりだけど、まわりにいいものを作る人たちがいて、きっと眼だけは養われているんだろう。
嫉妬することはない、そういう人がいるから、自分も成長できるんだろうと言い聞かせています。
今年もあと1ヶ月だけど、焦らなくていい。結果もいそがなくていい。もっと長いスパンで考えよう。
自分が本当につくりたいものってなんだろうと日々問いかけながら作っていきたいです。



あたらしい釉薬。みどりと藤色。

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まだテスト中ですが、1月のanjicoさんの個展にお披露目できますように。