[ 2012.02.25 : note]

ラジオ愛

仕事中はほとんどラジオをつけていますが、
日常聞いていると、その時々でハマる番組というものがでてきます。

以前は深夜に仕事することが多く、夜中の12時になる前の10分間ぐらいに「ネムーリングリング」という短い番組があって、
毎日ひとりの有名人がゲストで、おやすみ前に聴きたい一曲を選曲し、曲のあとに電話で友人を紹介し、翌日はそのひとがおすすめを選曲するというリレー形式の番組で、寝る前に聴きたいという設定なので、ゆるいまったり曲が多く、夜中の仕事のほっとするひとときになっていました。

またあるときは、深夜に小説を読む番組があって、ジャンルは現代小説から純文学からいろいろだったと思いますが、1日30分、一週間で終了するというペースで、最初は「誰に向けた番組?」と思ってましたが、深夜にたんたんとした静かな語りが心地よく、聞いているうちに小説の世界にも引き込まれ、仕事をしながら続きが気になってこの時間に合わせてお風呂で聞いてみたり、
知らず知らずに生活の一部になっていました。

しかし、必ず終わりはくるもので、それがけっこう寂しい。ちょっと仲良かった友達が転校しちゃうぐらいに寂しい。
すぐに代わりは見つからないので、しばらくは「あれ好きだったなあ、」と余韻にひたり、無常を味わいます。

今好きなのは、土曜夕方にクリスペプラー氏がゲストの人とビールを飲みながら音楽談義に花咲かせるというもの。
ゲストはミュージシャンや音楽好きの有名人で、おすすめの酒のつまみを一品持参してやってきます。
それが国技館でしか食べられない焼き鳥だったり、奥様お手製の塩辛だったり、まずはそれに関してあーだこーだ言いながら
最初に買ったレコードの話をしつつ、「これ うまいねえ」とかはさみながら、ゆるゆると音楽の話をしたり、
「この番組ほんとに飲んじゃっていいんですね」とか「もう一本いいですか?」とかそのまま入ってて、
その間もずっと後ろでは音楽が流れていて、だんだんこちらも一緒に飲んでるような気分になってきて、なんだかすごくいいんです。

番組が長く続いてくれることをとても願っています。




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これはわたしの大好きおつまみ。
ブルソンのガーリック&ハーブのクリームチーズとクラッカーとビール(発泡酒)。
ですがワインのほうがやっぱりあうね。