[ 2012.01.24 : note]

早起きと猫について

物心ついた頃から、朝起きるのが苦手で、早起きと満員電車を避けてこの仕事についたんだっけ?と思うほど。
朝ごはんにおいしいパンがあるときは楽しみで起きれたりもするけど、これならいつも起きられるという万能の策は見つからないまま日々戦っている。

時々、奇跡的に自然な早起きができると朝の時間は充実するし、早起きは三文の得と昔のひとはよく言ったもんだ、生きてるって素晴らしい、と思うけど続けられない。

そうなると自分の意志の弱さを肯定するために「なんで自由業なのに早起きする必要があるんだ」と逆ギレする。というのを100万回ぐらい繰り返している。

最近の起床は、目覚まし時計の30分前ぐらいに音楽をボリューム大でタイマーセットして、自然に覚醒して起きていくという苦しみを伴わない方法を探っていたのに、音楽でまず猫が起き、猫が私を起こすというピタゴラスイッチの要領になっている。

はじめはおなかが減って起こすのかと思っていたら、ごはんを用意してもすぐには食べず、わんぱくに走り回っているので、空腹でというよりも朝だからという本能で起きるんだ、どうやら。

吉本ばななさんが、朝起きてとなりで寝ている赤ちゃんを見ると、目を覚ましたそばからもう笑っていて、そのことに驚いたというのをエッセイで読んだことあるけど、きっと昔は私も起きるのがいやじゃなく、成長していくうちにいやになったんだろうなあと思ったら、猫や赤ちゃんみたいに朝だから起きるというシンプルにいきたいと思った。

私が朝ごはんを食べる頃には、もうすっかり二度寝してるんだけど。


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