[ 2013.03.05 : note]

修理のはなし おかわり

ろくろをひくときには、コテを使ってつくっていきます。
お皿にはお皿用のコテ、カップにはカップ用のコテ、と用途によっていくつか揃えてます。

カップの内側の角をきっちり角張らしたいのに、角張らせられなくて、コテの使いが下手になったのかとショックを受けましたが、そういえば修業時代にコテを作ったとき以来、じっくり見てませんでしたが、土に設置する面が削れて、びっくりするほどがちゃがちゃでした。

削りのときに使うカンナはすぐ刃先が削れてしまうので、しょっちゅう研ぎますが、コテが削れると思ってませんでした。
15年も使ってるんですもん、そりゃあ当たり前。しかしよくこんなコテでひいてたなあと逆に感心もし、まとめて直すことにしました。




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これはオペ終了後。
出番の多いお皿用、飯碗用、カップ用。
コテを直しながら、この時間好きだなあ、あれと同じだなあって思いました。







深夜に、玄関で1足1足靴の手入れをしながら、梅酒ロックをちびちび飲んでいるときと。
なんか英国紳士みたいだなあと自分にうっとりし、ウィスキーならもっといいんだけど、飲めないので、
梅酒ロックを傾けながら、時々氷がカランッとか崩れたり。
ベルベットの深紅のガウンをはおり、膝で眠っている猫をなでながら、ピカピカになった靴を眺め、うっとりします。







先日はビルケンシュトックの靴のソールの張り替えをしてもらいました。
履き込んだスエードはくったりしてるけど、ちょっときれいになって帰ってきました。おかえり。


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こういう柄+柄の組み合わせをするとき、やっぱり血は関西人だなあと感じます。
ちなみに写真には写ってないけど、スカートも柄物。
もっとおばちゃんになったら、虎の顔面のあのセーターも着るようになるのでしょう。