[ 2012.12.28 : note]

2012 ああ買ってよかった

 今年も残すところあと3日。
大掃除も年賀状もまだまったくの手つかずですが、それはそれ。コーヒーを飲みながらのんびり今年を振り返っておきます。


Horne cafeの「Hornetto」、うつわsousouの「オクリモノ展」にお越しくださいました皆様、心よりありがとうございます。
皆様それぞれの暮らしの中で、長く使っていただけるものになればいいなあと思います。


私も今年もいろんなものを買いました。
昔は買い物でずいぶん失敗をしてきたので、だいぶん上手になってきたと思います。
今は、本当に好きなもの、少し値段が高くても丁寧につくられたもの、長く使えるもの、そして自分の感性を磨いてくれるものを選ぶようになってきました。
そしたら買い物で発散するような余計な買い物もなくなりました。


家の中をぐるぐる見渡して、今年買ってよかったなあとしみじみ思ってるものベスト3を紹介します。

1つめは、水屋箪笥。

なかなかサイズのあうものが見つからず、初めてのネットオークションでドキドキ購入しました。
この子のおかげで、台所に行くのも料理をするのももっと楽しくなりました。
この嬉しい勢いがあるうちにと、となりに見える調理台をつくりました。
夏に林檎の木のワークショップで柿渋染めをならったので、調理台は柿渋で塗装しました。
側面は、縁(メス 推定3−6歳)の爪研ぎになっています。ねらいではなく、結果的に。

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中央にどーんと見えるカッティングボードは遠藤マサヒロさんのものです。
使いやすく、デザインもよく、メインのまな板で使ってます。かなり使い込んでます。



2つめは、soup stock tokyoのレシピ本とハンディブレンダー。

前にもスープ作りにはまってることを書きましたが、このセットのおかげで続けていけそうです。
ごぼうのポタージュとか、ビシソワーズとか、以前は自己流で作ってたので、すごく重要なポイント(だと思う)だけど知らなかったこと、ごぼうはよーくよーく炒めるとおいしいとか、(その後スープで煮込むから、さっとしか炒めてなかった) 
ビシソワーズにセロリを入れてるとか、そういう発想はさすが。おかげでぐんとおいしくなりました。
そしてハンディブレンダーがあると楽につくれます。



3つめは、萩原千春さんのポット。

10月の「工房からの風」で購入したので、まだ2ヶ月ぐらいですが、マットなブルーの釉薬に茶渋が入ってきていい具合に育っています。
茶こしもうっとりするぐらい細かくていねいにつくられています。
ポットや急須は道具なので、注器に力を入れて作ってる人のものがいいと思い、今は自分では作っていません。目詰まりせず、長く使い続けられるというのは、とても難しいと思うので、勉強させていただく気持ちで使わせてもらっています。

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ほかにもいいなあと思う器は時々買ってみます。
器が好きというのもあるし、好きな作家さんのものに自分のものが合うかとか、使っていくうちにどういう変化があるのかとか。
最近とても思うのが、買ったときが一番いいものよりも、使っていくうちにより美しく変化していくものがいい、それが長く使いたいものになるんじゃないかと思い、私はまだまだ模索中ですが、そういうものをこれからつくっていきたいと思います。


今年一年 どうもありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします。
皆様 どうぞよいお年をお迎えくださいね。